美白化粧品を有効に使用するために必要な正しい保湿や洗顔方法を紹介します。すぐに実行することをおすすめします。
洗顔でスッキリさせる
洗顔フォームや石鹸などの洗顔料を使った洗顔方法の重要ポイントは泡。
肌に乗せた泡を優しく転がすだけで大丈夫。
弾力があってきめが細かい泡は、汚れをしっかり包み込んできれいに洗い流してくれます。
洗い上がりはさっぱりスッキリ。
弾力がある泡は潰れにくいので、汚れをたくさん落としてくれます。
簡単に泡が立てられる泡立てネットを使ってみるのもおすすめです。
洗顔をするときには、お湯の温度に注意をしましょう。
温度が低いと汚れが落ちづらくなります。熱湯だとオイリー肌や乾燥の原因になる可能性も。最適な温度は38度ぐらい。30秒程度の洗顔時間を心がけるようにしましょう。時間を長くかける洗顔は、肌に負担をかけるので用心してください。
化粧水から乳液まで効果的な順序が大事
洗顔後にタオルで顔を拭くときには、柔らかいタオルで押さえるように水分を拭きとるように。強くこすると、肌が痛んでしまいます。
その後、3分以内で保湿を行ってください。早く保湿を行わないと、きれいになった毛穴が汚れる危険性や、肌が乾燥するケースもあるからです。
保湿の順番は、化粧水→美白化粧品→乳液が一般的。
化粧水でたっぷり水分を肌に与えて、美白化粧品を使って集中ケア。そして乳液の油分で化粧水や美白化粧品の水分を逃さずフタをするという順番が、各スキンケアアイテムの効果を高めるのです。この順番通りに、手を使ってしっかりと肌に浸透させましょう。
お急ぎの方はオールインワンのタイプを使ってみては。洗顔後すぐに保湿と美白ケアをすることができます。化粧水、美容液、乳液、クリーム、パック、化粧下地の役割を1品で果たしてくれる優れモノです。そのうえ美白ケアに有効なトラネキサム酸、保湿成分ヒアルロン酸などが配合。手軽にケアを続けられるのが大きな魅力です。
パックやクリームで保湿力UP
美白の有効策は乾燥肌を解消すること。しっかりと保湿をして肌にうるおいを与えましょう。そうすることでターンオーバーが正常に行われ、シミ・くすみの原因のメラニンの色素沈着を予防してくれるのです。うるおいのある肌は、紫外線のような外的刺激を強力ブロック。保湿は最強の美白ケアなのです。
朝・夜の保湿は欠かさず行いましょう。
肌の血行があまりよくない朝は、起床直後の保湿は浸透には適しません。起きてからスキンケア開始まで、30分~1時間ぐらいは空けるように。
または洗顔後、額から顎のラインまで蒸しタオルを1分程度乗せて血行促進をした後で保湿するのもあり。浸透力の違いを感じることでしょう。
保湿にもっとも重要なのが、夜のケア。
入浴後やストレッチ・マッサージ後の血行がいい状態で保湿をすることがおすすめ。
まだ水分が肌に残っている入浴後に保湿を行なうことで、保湿・保水の効果が期待できるでしょう。保湿を始めるのは、寝る前の2時間以内。保湿に充てる時間は、朝の2倍かけてみてください。理想的な保湿ができます。
乾燥肌の場合は、保湿の回数を増やしてもいいかも。ただし乾燥の度に保湿を繰り返すと、肌を過保護にする危険性が高まります。朝・夜以外の保湿は1日に1~2回までで。
肌の保湿には、美容クリームを使うクリームパックもおすすめ。保湿成分が含まれるクリームを使用することで肌を乾燥から守ってくれます。ドラッグストアやコンビニで売られているユースキンクリームやニベアクリームといったクリームで大丈夫。
洗顔の後に、化粧水や美白化粧品などで肌を整えてから、ぶどう粒3つ分程度のクリームを手に取って顔に塗りましょう。そして20分程度放置した後に、軽く絞ったタオルで優しく拭き取ってください。顔に残っているクリームを、顔全体に塗り込めば終了です。手作りパックならばクリームの量を調整できるので、肌の弱い方に最適です。
集中ケアでもっと美しく
シミの原因となるメラニンを作り出すメラノサイトという細胞そのものを減らして、メラニン発生を抑制し、シミそのものを薄くする効果もあるハイドロキノン。
歯磨き粉の成分で美白にも有効的かつ、肝(かんぱん)に効果が高いトラネキサム酸。
シミやほうれい線にお悩みの方は、以上の成分が豊富に含まれた美白化粧品を選んで集中ケアを心掛けてください。
ただしシミをピンポイントで集中ケアする美白化粧品の使い方には気をつけてください。メラニン色素を還元する効用が強いタイプの場合、肌全体に使用したときに白抜けする危険性があります。ピンポイント使用を勧めている美白化粧品は、消したいシミの部分だけに塗りましょう。
ほうれい線の対策としては、まずは保湿ケア。肌のたるみは、乾燥が原因なのです。ですから乾燥しやすい口元は、しっかり保湿する必要があります。
そのうえで顔の筋トレを行いましょう。筋トレといっても、体が痛くなる運動ではありません。手足や腕を使うこともありません。ほんの少し首を動かすぐらい。目や舌を動かし、口角を上げて、顔の表情を作っている筋肉の表情筋を鍛える筋トレです。保湿と共に習慣にすることが、有効なほうれい線対策なのです。
成分によって注意が必要?
高い美白効果が得られるハイドロキノンは、使用の際に注意が必要です。胎児に対しての影響がまだ分かっていないので、妊婦は使用を避けるべきでしょう。
ハイドロキノンは刺激が強く、炎症が起こるケースもあるといいます。半年ぐらい続けて使うと耐性ができてしまって効果が半減することも。
美白成分の中には、植物由来の安全性が高い成分が多く含まれています。ただ植物由来の成分ゆえに、その植物に対してアレルギーを持っている方は副作用を起こす場合もあるのでご注意ください。
また肌への刺激が強い美白成分も含まれています。敏感肌の方は、少量から試すように使ってください。
美白成分の多くは、開発されてからの歴史が浅いという現状があります。
長期使用の実績が少ないので、副作用に関する根拠や実例が不十分。
ですから美白化粧品を使って違和感を抱いたときは、即座に中断しましょう。そして病院で診断を受けてください。
美白化粧品は着実に進化しています。
成分や効用をよく理解して正しく使用すれば、理想の肌に近づくことは決して不可能ではありません。
日々のケアを怠らないで続けてくださいね。